ABR コンペロアーアームブッシュセット Phase2 (ref. 21A1882Z )
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ABR このブッシュは約25年前にエイボンバーレーシングのイアンハ―グレイブス氏が考案したブッシュです。当時輸入代理店をしていた当社で輸入して、長い期間を経て現在のphase2タイプに進化しました。詳しくはブログをご参考下さい。 AVONBARとロアーアームブッシュの話 [ 1 ] http://do-td.tea-nifty.com/blog/2014/09/avonbar-1-5bab.html AVONBARとロアーアームブッシュの話 [ 2 ] http://do-td.tea-nifty.com/blog/2014/09/avonbar-2-e90d.html
他のブッシュとは耐久性が2ランクは違います。当分交換不要になります。一部のテフロンブッシュなどとは違って柔軟性があります。またサスがピロ足のようにフリームーブ化されながらもブッシュ部分がサス全体の耐久性も保持しますので理想的です。 サイズだけをコピーした強化ブッシュとは違い、今回のPhase-2タイプからは更に組みあげられた状態を想定して細部の寸法や見えない部分の形状までが設計してありますので安心して使えます。あとできるだけテンションロッドブッシュも一緒に換えてください。バランスを考えて作ってあります。
足回りが非常にスムースに動くようになりますのでショックアブソーバーの性能や状態がはっきり出ます。ですからコンディションの悪いショックはごまかしが効かない場合もあります。その際は点検・セットアップを十分に行って足回りの消耗状態をつかんでおくことも大切です。
2010年にABR製がAVONBAR初期タイプをさらに進化させてブッシュの内側にグリスがホールドできる網状のロレットを作った際に新しい型を造り工場をオーストラリアからイギリス本社の自社ファクトリーに変更しPHASE-2を生産を開始しました。
【類似品について】 ですので簡単に言うと最近見かけるミニ用のSUPERPROブッシュはまだロアアームブッシュの内径部分に網上のロレットがオーストラリア生産の10数年前の初期型の型のままを利用したコピー品でサイズや構造、材質などは年々アップデートされたAVONBAR設計のABRコンペブッシュとは全く違うものです。本物のABRブッシュは2010年よりPhase2となり英国で造られることにより特に大事な材質と設計サイズ精度が高められて品質が圧倒的に違います。
[ 最新追記です ] 最近ネット上で類似品の説明で取り付けが全く間違った情報があるようです。おそらく類似ブッシュを輸入している人がサスペンションの動きを理解できずに書いたものです。くれぐれもブッシュの外側にグリスをべったり塗ったりしないで下さい。危険です。グリスはブッシュ内部にのみ使用するのが常識です。
以下の最近のブログをご参考下さい。特に[
4 ]は必ずお読みください。当社ABRブッシュの取付けその他に関するご質問等はメール又は電話にてお問い合わせください。
ABR ロアーアームブッシュの話 [ 3 ] 注意点編 http://do-td.tea-nifty.com/blog/2014/10/post-7843.html
ABR ロアーアームブッシュの話 [ 4 ] 念のため編 http://do-td.tea-nifty.com/blog/2014/10/abr-4-a4c8.html 。
ABR製ブッシュは品質の安定化と精密なツーリングが不可能だった大量生産前提のオーストラリア製から英国自社ファクトリーにて11年前より完全に英国で品質優先のハンドマニュファクチャードプロセスにての製造に切り替えて現在に至ります。これは日本でいう中国工場で造っていたが品質や精度が出せないため日本の工場で造るというのと同様のプロセスとも言えます。原価的には高くなりますが品質を優先するためにはやむを得なかったためです)
スーパープロのものは20年前にのAVONBAR製の初期型に似た製品です。中のスチールカラーもステンではなく鉄に戻され安価なタイプに作られて錆びやすくなってしまっていますしブッシュの材質や精度は2009年ころのままです。
委託製造している工場は一部は1994年から2009年ころまで15年間は同じオーストラリアに在るSUPERPROの傘下のポリウレタン工場でつくられていました。
当時にオーストラリアに古い方のモウルド(型)の権利をを放棄しているので以降はそういった類似のコピーパーツが流通してしまいました。(ただコピーパーツの方はPUのアップグレードもなく中のスチールカラーも重要な部分のサイズが違っていたりステンレスではなくスチールの方を使用しているため機能も耐用性もABR製とは全く違っていますのでご注意ください。) _________________________________________________________________________________________________________
ロアーアームブッシュは取付の際にはゴム部分の中にメッシュ目がきってありますで、必ず、そこにシリコングリスなどを塗ってください。ロアーアームピンとカラーの間にはシリコングリス又はモリブデングリスを塗っても構いません。
またセットされているステンレス製のカラーはブッシュとの接触可動部にサビがこないように設定されて使われていますのでとても重要です。類似商品で鉄のカラーを使ってあるものがありますが長期的に不安なものです。
誰かが間違って書いているらしいのですが、スチール製のロアーアームピンにステンレス製のカラーを使っても問題の有るような電食は起きません。電食はイオン化傾向の違いのある金属間で卑金(アノード)と貴金(カソード)の関係があるときに貴金の面積が卑金の面積を極めて上回るときに問題が起きうる現象です。つまり大きいステンレス板に鉄の小さな釘を打ってさらに雨ざらしなどの条件を加えて初めて問題を起こします。ロアーアームピンの卑金の方が大きくて部分接触なロアーアームピンとカラーの関係にはほぼ影響がなく、むしろ、各々が錆びていくことの方が問題となります。
そのためにイアン氏がステンレス製のカラーを当時に選択してから、もう20年数年たちますが、そのおかげでステンカラー内のサビは純正ブッシュの鉄製カラー内部の状態のように異常固着するほどのミニ特有のサビ化問題をかなり解消しています。
商品番号 |
AB016-BKS |
商品名 |
ABR コンペロアーアームブッシュセット Phase2 (ref. 21A1882Z ) |
定価 |
5,500円 |
販売価格 |
6,050円 |
税別価格 |
5,500円 |
メーカー |
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在庫数 |
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当社製品のABRブッシュのカラーはロアーアームピンに対して固定装着となります。カラー自体は回転はしません。なぜならロアーアームピンのブッシュカラー固定部分よりわずかだけ長くできているのでピンのナットを締めると完全固定されます。そこに幅がジャストフィットしたブッシュが付き、その内側がステンレスカラーの外径に対して自由に動くからです。
ですのでナットを緩めにしてピン穴を空けて止めるなどはブッシュカラーの異常摩耗を呼んだりして危険です。
いずれにせよ他社の類似パーツは当社製品ABRロアーアームブッシュとは全く無関係ですのでご理解のほど宜しくお願い致します。
追記)最新ブログ記事もご参考下さい
ABRロアーアームブッシュの話
[ 3 ] 注意点編
http://do-td.tea-nifty.com/blog/2014/10/post-7843.html
[ 注意点 ]
装着は基本的には専門ショップまたはプロのメカニックの方に依頼して下さい。装着する際はブッシュ部をロアアームに圧入する必要があります。そのため万力(固定バイス)等を使用しての作業には十分安全にに注意して行ってください。また車種ごとの適性な装着方法がありますのでご購入後にぜひ当社「問合せメール」にて年式、車種、現在のショック・ラバーコーンの状態などを記入してお問い合わせください。